2020-01-10

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング|終わりよければすべて良し派のあなたへ

ifeelpretty

監督:マーク・シルヴァースタイン, アビー・コーン | 2018年

「これぞ、ガールズムービー。」そんな映画が観たかった。
ガールズムービーって……いいよね! 頭空っぽにして観れば、それだけでハッピーになれちゃうんだから。

あらすじ:外見にコンプレックスのある主人公がジムで頭を打って、自分が超絶美女に見えるようになるお話。実際の外見は変わっていない。主人公だけが自分を美女だと思うようになる。

point

  • ブス、デブdisがあるので心が元気じゃないときはちょっと辛い
  • でも、深く考えない人なら基本はハッピー
  • 「そういうポジティブ、好きだよ! 」みたいな人向け
  • 終わり良ければすべて良し、みたいな脳の人は単純に楽しい

line40

ネタバレちょっとありです。

 

観終わった直後は、「よかったぁあああああ~~~!! 最高のエンディングだよおおおお~!」って思ったけど、冷静になってみると、んん? と思うポイントがいくつかある。

この映画の評価は、主人公に共感できるか。細かいことを気にしないか。この2点によると思うの。正直に言うと、主人公の性格がたぶんあまりよくない。自分が美女に見えるようになってからは、クスッと笑えるシーンはあるものの、その他のブスやデブ……友達さえもちょっと見下しちゃうような描写がある。見た目が変わった途端にそれか~~~~い!! って思うところがチラホラ。そして、なんせ自分だけが自分を美女だと思っているので、まわりの目線の冷ややかさが何とも……途中、辛くてちょっと笑えなくなってきた。

…んだけど。でも私はこの映画好きです。とにかくラストが良い。男が良い。出会いから終わりまですべて良い。途中、「どっちとくっつくの…? 」みたいなハラハラがありますが、私はもう本当に最後に感動してしまった。細かいこと気にせず、最後がこれならもうそれでよい。この映画は最高だったと思った。単純だから。ハッピーエンド大好きマンだから。

あとは、脇を固める女優陣がたまらん。美しさは言うまでもなく、キャラの良さ。ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・ラタコウスキー、最高でした。

神経質な人、細かいことを気にする人、心が弱ってる人には向かないけど、そうじゃない人は楽しめる。最近ちょっと太ったから、今これ見たら落ち込むかな。痩せたらまた見よう。まる。

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